1. 入力/出力の問題
症状 | 分析、予想される解決法 |
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再生したら、トラックの音量メーターは反応しているのに、トラックから音が聞こえません。
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恐らくは、お使いのREAPERのルーティング設定か、サウンドカードの設定、オーディオハードウェアのセットアップに問題が発生しています。
REAPERのルーティング:
サウンドカードの設定:
オーディオハードウェアのセットアップ:
ヒント:
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MIDIデバイスが開けないというエラーがエフェクトに発生します。
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デバイスが接続されていないか、他のプログラムによって使用されています。
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再生したら、トラックから音が聞こえず、トラックの音量メーターも反応しません。
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この問題は該当のトラックやアイテムと強く関係していることが多く、「他のプロジェクトは正常に再生できるのに」という場合は特に当てはまります。
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再生したら、あるトラックの一部または全てのエフェクトが効きません。
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恐らくは、該当のトラックのエフェクトウインドウやプラグイン自体のウインドウ、またはその両方で問題が発生しています。
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再生すると、ノイズ・ガタつき・抜け落ちのお祭り騒ぎになります。
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この現象は、プロジェクトをあまりにも小さなレイテンシーで再生しようとしているということを意味している恐れがあります。
リバーブのようなCPUを食うエフェクトを使うほど、こういうことが起こりやすくなります。 以下の対処法を1つ以上試してください。
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再生すると、各トラックの音量は極めて低いはずなのに、マスターが赤色ゾーンに達してクリップ・歪みが起きます。
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ルーティングに問題がある場合にこのようなことが起こり得ます。
例えば、何らかのトラックが複数の経路で同時にマスターへの出力を行うようルーティングされている場合などです。
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再生すると、画面で見る限りでは何もクリップしていないはずなのに、音声がクリップして聞こえます。
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ルーティングに問題がある場合や、何かしらのエフェクト(単体でも、組み合わせでも)が音声を歪ませている場合に、このようなことが起こり得ます。
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インポートしたMIDIトラックを再生しようとしても、何も聞こえません。
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ルーティングやサウンドカードやセットアップの問題かもしれません。それについては、上記の他のトラブルシューティングを参照してください。
また、MIDI特有の問題ということも考えられます。有効なMIDI出力デバイスやソフトシンセが、トラックに割り当てられていないことで起こるものです。
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音声を録音しようとしても、何も録音されません。
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このような問題は、REAPERの設定や、お使いのハードウェアの設定に由来することがあります。
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使っているCPUが貧弱すぎて自分のプロジェクトを再生できません。
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これは十中八九、お使いのDAWの処理能力を超える数のエフェクトを使おうとしているせいです。
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2. REAPERのインターフェースの問題
症状 | 分析、予想される解決法 |
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スペースキーを押しても(あるいは他の何かしらの再生コントローラー操作をしても)何も起きません。
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これは、ウインドウのフォーカスがREAPER本体以外のウインドウに奪われている時に起こります。例えばルーティングマトリックスや、「開く」のダイアログボックスなどです。
以下の2通りの解決策が考えられます。
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編集カーソルを狙った場所に置こうとしても、ほんの少ししか動いてくれません。
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スナップが有効になっていると思われます。
その場合、「オプション (O)」→「スナップ/グリッド (S)」→「スナップを使用 (S)」を無効にしてください。 |
時間選択をしようとしても、始点や終点が狙った場所からズレてしまいます。
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スナップが有効になっていると思われます。
その場合、「オプション (O)」→「スナップ/グリッド (S)」→「スナップを使用 (S)」を無効にしてください。 |
トラックにボリュームやパンのエンベロープを追加したのですが、再生してもフェーダーが動きません。
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オートメーションモードがReadになっているか、エンベロープが録音待機になっているかを確認してください。
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1つのトラックに複数のテイクを録音したのですが、最後の1つしか表示されません。
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トラックを最大化すると、別のトラックが表示されてしまいます。
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「オプション (O)」→「設定 (P)...」→「編集動作」から、垂直ズーム動作の設定を確認してください。
基本的には「最後に選択したトラック」とするのが良いはずです。 |
水平方向のズームをすると、編集カーソルが画面から消え失せて迷子になります。
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「オプション (O)」→「設定 (P)...」→「編集動作」から、水平ズーム動作の設定を確認してください。
基本的には「編集カーソルか再生カーソル (デフォルト)」とするのが良いはずです。 |
「時間表示 (I)」や「パフォーマンスメーター (F)」などのウインドウを表示しようとしても、画面上にそれが見当たりません。
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これはちょっとややこしい話で、お使いのWindowsで画面設定を変更した際に時々起こることがあります。
主には2通りの解決方法があります。
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アンドゥ履歴ウインドウが、アイテムやトラックを選択し直すたびにとっ散らかっていきます。
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「オプション (O)」→「設定 (P)...」→「一般」から、アイテムやトラックの選択によるアンドゥポイント作成を無効にしてください。
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3. 録音モードとモニタリングのトラブルシューティング
REAPERにおいて、「オプション (O)」メニューから選択できる録音モードや、
トラックの録音ボタンの右クリックメニューから選択できるモニタリングオプションは、
両者を組み合わせて同時に利用することで様々な異なる結果を得ることができますが、
慣れないうちは理解しづらいところだと思います。
以下にその早見表を掲載します。情報提供をしてくださったJohn Bercik氏に感謝を示します。
トラックの録音ボタンの右クリックメニューから選択できるモニタリングオプションは、
両者を組み合わせて同時に利用することで様々な異なる結果を得ることができますが、
慣れないうちは理解しづらいところだと思います。
以下にその早見表を掲載します。情報提供をしてくださったJohn Bercik氏に感謝を示します。
録音モード | モニタリングオプション | 動作 | |||
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入力を モニタリング (I) |
録音時に トラック内の メディアを モニタリング (K) |
停止時 | 再生時 | 録音時 | |
通常 (N) | ON | OFF | ライブ音のみモニタリング | プロジェクト音とライブ音を不断にモニタリング | ライブ音のみモニタリング |
自動 | OFF | ライブ音をモニタリング | プロジェクト音のみモニタリング | プロジェクト音とライブ音をモニタリング | |
ON | ON | ライブ音をモニタリング | プロジェクト音とライブ音を不断にモニタリング |
パンチ外ではプロジェクト音とライブ音をモニタリング パンチ内ではライブ音のみモニタリング |
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自動 | ON | ライブ音をモニタリング |
プロジェクト音をモニタリング パンチ内ではライブ音のみモニタリング |
プロジェクト音をモニタリング パンチ内ではライブ音のみモニタリング |
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時間選択範囲でオートパンチ (H) | ON | OFF | ライブ音をモニタリング | プロジェクト音とライブ音を不断にモニタリング |
パンチ外ではプロジェクト音とライブ音をモニタリング パンチ内ではライブ音のみモニタリング |
自動 | OFF | ライブ音をモニタリング | プロジェクト音のみモニタリング |
パンチ外ではプロジェクト音のみモニタリング パンチ内ではライブ音のみモニタリング |
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ON | ON | ライブ音をモニタリング | プロジェクト音とライブ音を不断にモニタリング | パンチ内外共にプロジェクト音とライブ音をモニタリング | |
自動 | ON | ライブ音をモニタリング | プロジェクト音のみモニタリング |
パンチ外ではプロジェクト音をモニタリング パンチ内ではプロジェクト音とライブ音をモニタリング |
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選択アイテムの範囲でオートパンチ (I) | ON | OFF | ライブ音をモニタリング | プロジェクト音とライブ音を不断にモニタリング |
パンチ外ではプロジェクト音とライブ音をモニタリング 選択アイテム範囲ではライブ音を録音・モニタリング |
自動 | OFF | ライブ音をモニタリング | プロジェクト音のみモニタリング |
パンチ外ではプロジェクト音のみモニタリング 選択アイテム範囲ではライブ音を録音・モニタリング |
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ON | ON | ライブ音をモニタリング | プロジェクト音とライブ音を不断にモニタリング |
パンチ外ではプロジェクト音とライブ音をモニタリング 選択アイテム範囲ではライブ音を録音・モニタリング |
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自動 | ON | ライブ音をモニタリング |
プロジェクト音のみモニタリング パンチ内ではライブ音のみモニタリング |
プロジェクトの選択アイテムをモニタリング 選択アイテム範囲ではライブ音を録音・モニタリング |